平成22年2月28日(日)・ハートフルエイズデーイベント2010。前年度より引き続き、ティーンエイジャーを主体とした活動の2年目となります。
2010ではティーンズメンバーが新しく加わって更にパワーアップ!岩手県内の小中高からたくさんの応募がありました。メンバーたちの初顔合わせは2009年8月1日〜2日に行われた夏合宿。ティーンズ大作戦2009でも参加したメンバーを中心にグループ編成をしました。(*夏合宿の様子はこちらをご覧ください)そこから何度もセミナーや打ち合わせを重ね、イベント当日を迎えました。前年度とちがい、2010では4つのグループにわかれてそれぞれが工夫を凝らし「今、私たちにできることはなにか?」をテーマにグループワークの成果を発表しました。グループのテーマと発表の内容は以下のようになっています。
【Aグループ】経験豊かな指導者のもと、演劇手法で思春期の性の悩みなどをテーマに発表します。テーマやセリフ作りまで全部が手作りのロールプレイング!
【Bグループ】生と性・AIDS本当のこと知りたいよね。やっぱり「知ること」が大事でしょ!正しい情報、知識 知ることで防ぐ、守る。僕たち、私たちのこれまで・今・これから!岩手医科大学看護師のアドバイスを受けて、小学生から中・高生、看護専門学生まで参加し、トーク・トーク・トーク!
【Cグループ】若者は何に悩んでいる?誰に相談する?コミュニケーションや人間関係に悩む姿、本音を探る!仲間作りの大切さをじっくり伝えます。
【Dグループ】この情報化の社会で若者目線だからこそ、若者の一番身近なツールであるインターネットを使って、自分たちの大切なひとに伝えたい!ホームページやブログを通して、「HIV/AIDS」に無関心の若者にどう伝えていくかで頭を悩ませました。夏合宿から準備・学習をしてきた成果を、自分たちの言葉で会場のみなさんに伝えていきます。以下は実際にアンケートでいただいたお客さんのお声です。
・グループワークによって、より深く学び語り合ったことが伝わってきました。・Aグループのロールプレイは、高校生では、セックス前提での避妊具の必要性についても述べられており、考えさせられました。・合宿後は何をしたのか?何ができたかというところまでわかってよかったです。・子どもたちが本当はどう思っているのか、何を考えているのかという内容が新鮮でした。・一人ひとりが自らのことと考え、真剣に意見交換をして、この場で発表している姿には関心いたしました。・参加者に分かってもらいたいという気持ちは十分に伝わってきました。・若い人々が真剣にどうやったらHIVの怖さを伝えられるかということに取り組んでいる姿に嬉しさを感じました。・「セックスをする、しない」の会話が…。お粗末でももう少し工夫をしてほしい。このような場での会話はある面では、お手本にもなるものです。会場からも何かいただけるように(先輩?)マイクを向けてみるというのは如何なものでしょうか?すぐに言葉が出ないと思うので予告しておいては?・「無知の連鎖を食い止める」というメッセージが心に響きました。・自分たちで話しにくい内容に正面からぶつかっていっているのが素晴らしい。etc..
ティーンズたちの想いは、会場のみなさんへしっかり届いているようです…!ありがたくアドバイスもいただいて、今後の活動のヒントを得られました。グループ発表の次は、「水の交換」というワークショップを行いました。この液の交換はセックスを表し、HIVの感染の仕方を知るための実験です。
まずは実験を行う会場のみなさんに、ある液体が入ったコップとスポイトが配られました。自分のコップの液体をスポイトを使い、周りの人と3回液体を交換してもらいます。自分の液を交換する相手のコップに数滴たらして混ぜたあとは、相手からも数滴たらしてもらい混ぜ合わせます。1回目は右隣の人、2回目は左隣の人、3回目は自由に交換…という風に。全員が交換し終えたら、フェノールフタレイン溶液を1滴ずつ入れていきます。
すると、会場のあちらこちらから「色が変わった!」「赤くなったー!」という声が聞こえてきました。実は、最初に配られたコップに入っていたある液体とは、水酸化ナトリウムだったのです。色が変わった人は、HIVに感染したことになります。この実験の結果が示したように、HIVは誰にでもうつる可能性があります。HIVは、いつ感染したかもわからない・誰かが感染しているのかもわかりません。つまり、自分だけは大丈夫ということではないのです。イベントは反省までがイベントです!イベントの後片付けが終わったあとは、おつかれさま会をして、一人ひとりが夏合宿からイベントを通して感じたことや考えたこと・次につなげたいことなどの感想を言い合いました。何事も次へつなげるためには反省ありき。これがタイセツ!です。
実はお客さんのなかで、ティーンズたちと同じ10代の方々からも次のような感想をいただきました。
同年代の人たちの発表だったので共感できるところが多かったです/分かりやすく発表していて、同年代の私たちに身近に思えた/私も10代だったのですが、同じ10代に伝えてもらってインパクトがあったし、すごく興味を持ちました。etc..
このように、ティーンズたちの活動は同世代のティーンズたちの心へも響いています。もちろん、ティーンズたちから大人が学ぶことも数多くあります。ティーンズたちが同世代や社会にメッセージを発表し、主体的な予防啓蒙をできるように様々な取り組みがこれからも展開されます。


